元世界王者であるダニール・メドべデフは、ブーイングしてくるファンに対してユニークなプロレス芸をお返しすることで有名だが、もしかしたら彼は、アウェーな状況を本気で楽しんでいるのかもしれない。sportskeedaが報じている。
【関連記事】メドベデフがプロテニスの難しさを語る「優勝しても翌週負ければ忘れられてしまう」
Medvedev marches on in Vienna! ⚡#ErsteBankOpen pic.twitter.com/QoijSs6qH7
— Tennis TV (@TennisTV) October 27, 2022
ウィーンOPの2回戦で、オーストリアのホーム選手であるドミニク・ティエムと対戦したメドべデフは、熱烈な地元ファンたちからの攻撃を受けた。彼がダブルフォルトするとスタンドからは歓声が上がり、パフォーマンスに支障が出てもおかしくない状況だったが、メドべデフは決して崩れることなく勝利を飾った。
そして試合後、ネット際でティエムと握手をする前に、メドべデフにはファンたちからブーイングが浴びせられたが、これに対して彼はなんと、親指を立てて煽って見せたのだ。
ちなみに試合後、メドべデフは以下のようにティエムのことを称賛した。
Very tough match today. Great to see @domithiem playing at such level again. Never easy to play him. Happy with the win today. On to the quarters. @ErsteBankOpen pic.twitter.com/zzR8F8SV2A
— Daniil Medvedev (@DaniilMedwed) October 27, 2022
「今日はとてもタフな試合だった。ティエムが再び高いレベルでプレーしているのは素晴らしいこと。彼と対戦するのは決して簡単なことではないしね。今日の勝利には満足している。準々決勝でも頑張るよ」
結果的に、決勝でシャポバロフを倒してウィーンを優勝し、ATPファイナルズの出場権も獲得したメドべデフ。何かとファンたちから悪者扱いされがちな彼だが、どのようなブーイングもメドべデフの前では意味をなさないのかもしれない。
子供が産まれたことで起きた心境の変化について語るメドべデフ。ファンからのブーイングにも動じないメンタルを持つ彼だけど、こういう人間臭い部分も持っているのが彼の魅力。 pic.twitter.com/SEsYnkx4R4
— モリス@海外テニス情報 (@Morris2009USop) October 29, 2022
(画像=https://www.instagram.com/medwed33/)