今年のウィンブルドン男子決勝は、ここ数年の熱戦の中でも記憶に残るものとなった。特にニック・キリオスが試合中に酔っ払った女性客に向けて「700杯も飲んでるようなヤツだ」と非難した瞬間は記憶に新しいが、その女性客が、実はキリオスのロイヤルなファンだったことが明らかになった。sportskeedaが報じている。
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“She’s drunk out of her mind and talking to me in the middle of a game. She’s the one who looks like she’s had 700 drinks.”
— Chris Hammer (@ChrisHammer180) July 10, 2022
Classic Nick Kyrgios#Wimbledon pic.twitter.com/mhDw7M2Zbd
どうやら、キリオスから酔っ払いとレッテルを貼られた女性客は、アニタ・パルスという名前の弁護士だったようだ。そして、彼女は取材で当時の状況のことを振り返り、以下のように弁解している。
「私は、アンダードッグの気持ちがわかるから、彼を応援したかっただけなんです。善意でやったことなの」
「もし『カモン!あなたならできる!』と応援している一人のファンが、試合に負けるほど邪魔だと思うなら、群衆の中からどうやれば応援している一人のファンを吊し上げられるのかしら」
彼女によれば、その時はお酒を2、3杯しか飲んでなく、キリオスの主張は不当だったと考えているようだ。
試合中には、自身のファミリーボックスに向けて叫び散らかす場面もあったキリオス。集中力を保つことは、彼のキャリアにおいて長らく問題視されている部分だが、果たしてキリオスがグランドスラムのタイトルを獲得する日は来るのだろうか?今後も目が離せない。
(画像=https://www.instagram.com/k1ngkyrg1os/)