ロジャー・フェデラーが、常に仕事と私生活の適切なバランスを保つよう努めていることは有名だが、メンタルヘルスの問題が取り沙汰される現代において、彼はどのようにプライベートを守っているのだろうか?sportskeedaが報じている。
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Het Paroolのインタビューに応じたフェデラーは、テニスと人生の境界線について、スーパーヒーローを例に出して以下のように語った。
「トラックで歩く時は、マントを羽織ってスーパーヒーローになれるけど、終わったらマントを脱ぎたいんだ。そして、普通の人間になりたい」
「私は、その違いを見抜き、バランスを保つのが得意なんだと思う。そのおかげで、ツアーで幸せになれたんだ。私は激しいプレーが好きで、その感覚を味わい、完全に集中することができる。でも、それが終わったら『今日の晩御飯は何?』『子供たちは何をしたいのか?』2つの世界を分けて考えることができるんだ」
加えてフェデラーは、名声と資産を扱うことの難しさについても言及した。
「どうすれば自分らしくいられるか。それが、私の人格の最大のテストだった。お金持ちになるとはどういうことか、資産をどうするのかと聞いてくる人たちにどう対処するのか」
「この地球上にはたくさんの有名人がいて、私だけが特別なわけではない。テニスが上手いのも私だけじゃない。でも、外に出れば騒がれる。マスコミもある種のイメージを描いていて、時には無理な期待に応えなければならないこともある。スーパーヒーローになれと言われるんだ」
引退後の去就について聞かれると「テニスは私のアイデンティティの一部ではあるけど、全てではない。私は成功したいし、成功し続けたい。ビジネスに多くのエネルギーを注ぎたい。だけどそれは、スポーツ以外でも可能なことだ」と答えたフェデラー。彼の活躍の場は、今後も拡大していくことになりそうだ。
(画像=https://www.instagram.com/rogerfederer/)