セリーナ・ウィリアムズのコーチであるパトリック・ムラトグルーは、ジョー・ポンプリアーノとのインタビューで、これまでのキャリアで一緒に仕事をしてきたセリーナ・ウィリアムズのマインドセットなど、さまざまなトピックについて語った。sportskeedaが報じている。
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2013年シーズンが開幕する時、セリーナの最大の目標は、ローラン・ギャロスでの優勝だったとムラトグルーは明かした。結果的にセリーナは11年ぶりの優勝を果たすことになるのだが、この偉業を達成した後の隠れエピソードについて以下のように語っている。
「トロフィーセレモニーの後、セリーナはストレッチをしていて、私は隣に一緒にいた。そして、彼女は言葉通り、5分後に私の方を向いて、こんなことを言ったんだ。『OK。今度はウィンブルドンで優勝しないとね』」
「11年間待ち望んだローラン・ギャロスでの優勝が、彼女の中ではすでに過去の栄光になっていたんだ。これはチャンピオンの考え方の1つだよ」
1つの目標を達成したら、すぐに次の目標へと目を移すセリーナの切り替えの速さには、さすがのムラトグルーも驚いたようだ。現在はチチパスのコーチングも務め、噂ではマリアン・バイダの後任として、ノバク・ジョコビッチ陣営に加わるのでは?と言われているムラトグルー。セリーナのように、彼の教え子が今後どんな輝きを放つのか楽しみだ。
(画像=serenawilliams)