テニス界のアイコンでもあるレジェンドのジョン・マッケンローは、審判へ暴言を吐き、大きな波紋を読んでいるダニール・メドベデフの行動について語り、彼を擁護した。sportskeedaが報じている。
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His father can talk every point part 1 feat Medvedev vs Tsitsipas pic.twitter.com/dyck4kOIDW
— Llama Says☄🌠🚀 (@funnyzeitgist) January 28, 2022
事態が起きたのは、全豪オープンの準決勝で、メドベデフがチチパスを7-6(5), 4-6, 6-4, 6-1で下した試合だ。メドベデフは、第2セットでブレイクされて5-4のビハインドを背負った後、チチパスがポイントのたびに父親からコーチングを受けているとして、バイオレーションを取らないチェアアンパイアに向けて暴言を吐いたのだ。
本人は、試合後の記者会見で、このことに関しては反省しているとコメントしていたが、メドベデフのこの言動はテニス界で物議を醸している、しかし、現役時代は審判への暴言が元で、悪童と呼ばれていたマッケンローにとっては、これもメドベデフの魅力の1つだと感じているようだ。
「私は個人的に、選手達の感情を見るのが好きなんだ。昔のように、私と(ジミー)コナーズ、あるいは私と(イワン)レンドルがトラッシュトークをしていたように、今の選手達も同じことをすればより面白くなると思う。個人的には好きなんだけどね」
加えてマッケンローは、メドベデフが感情のコントロールを失っていたことを指摘した上で、選手の冷静さに影響を与える要因として、メルボルンの過酷な暑さを理由に挙げた。
「彼は間違いなく我を失っていた。私自身の経験から言うと、あんなに暑い中でプレーし続けるていると、常に冷静さを保つのは大変なことだ。だけど彼は(2019年の)全米オープンで悪者としてキャラ付けされてから、非常に興味をそそられる面白い選手へと変貌したのは素晴らしいことだと思う」
メドベデフは、全豪オープンの決勝で、ラファエル・ナダルと対戦する。過去の4回の対戦のうち3回は負けているが、直近の対戦である2020年のATPファイナルでは勝利していることもあり、ファンからの期待は高い。おそらくマッケンローも、彼がトロフィーを掲げる姿を心待ちにしているに違いない。
(画像=@TennisPodcast)