過去10年間のテニス界で、最も成功を収めた選手の1人であるバク・ジョコビッチ。そんな彼の成功の秘訣は、その厳しい生活管理にある。sportskeedaが報じた。
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ジョコビッチの貴重レシピを公開
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ジョコビッチは食事に関して、とても厳しい管理を行っている。具体的には、砂糖を制限し、乳製品を除き、自身がアレルギーを持つグルテンを避けている。彼が主に食べる物は、野菜、豆、白身肉、魚、果物、ナッツ、ひよこ豆、レンズ豆、芋がベースになっていると言われている。海外メディアで公開されているレシピ例は以下の通りだ。
朝食:水、蜂蜜大さじ2、ミューズリー(シリアルのような物)
午前中の間食(必要な場合):グルテンフリーのパン、またはクラッカーにアボカドとツナを添えた物
昼食: グリーンサラダ、グルテンフリーパスタ
午後の間食: リンゴにカシューナッツバターを和えた物、メロン
夕食:シーザーサラダ、ミネストローネ、サーモンフィレ、ローストトマトとマリネ
ジョコビッチがグルテンフリーの食事に変更したばかりの頃、彼の体重は5キロ減ったと言われているが、それも納得の健康的でヘルシーなレシピだと言える。
ジョコビッチのグルテンアレルギーが発見された経緯
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2010年デビスカップにセルビア代表として出場したジョコビッチは、試合中に体力が低下する原因を追求するために、小麦などの穀物に含まれるグルテンに耐性があるかどうか調べるために検査を行った。
血液検査の結果、ジョコビッチが小麦と乳製品に強いアレルギーを持っていることが判明し、トマトにも軽いアレルギーがあることが判明した。実家がピザ屋であるジョコビッチにとって、パンとチーズをやめ、トマトを控えるというのは、とても厳しいことだったと思われるが、勝利の為に彼は即座にそれを実行へ移した。
セルビアではパンとパスタが主食だが、ジョコビッチは専門医に勧められ2週間グルテンフリーの新しい食事法を試した。そして、その効果はすぐに現れた。体が軽くなり、エネルギッシュになり、よく眠れるようになったのだ。1週間後、ジョコビッチは試しにベーグルを食べたのだが、すぐさま二日酔いのような症状が現れ、めまいがしたと言うのだから驚きだ。
キャリア初期には、体力的な問題を抱えていたにも関わらず、厳格な食事制限を設けたことでグルテンアレルギーを克服し、強靭なスタミナを身に付けたジョコビッチ。”勝負は始まる前から終わっている”とよく言われるが、彼は試合前の努力を誰よりもしている選手なのかもしれない。
(画像=https://www.instagram.com/djokernole/)