【WTA/テニス】プリスコバが4年連続でWTAファイナル準決勝を逃した心情を語る。「失望することには耐性があるの」

 

世界ランキング4位のカロリーナ・プリスコバにとって、今年のWTAファイナルは少しツキがなかった。グループ第3戦で、同胞のバーボラ・クレチコバを0-6,6-4,6-4のフルセットで倒し、2勝1敗という結果を残したのにも関わらず、グループ1位通過のアネット・コンタベイトが、ガルビン・ムグルサに負けてしまったため、4年連続で決勝トーナメントに進めなかったのだ。

 

どんなテニスプレイヤーでも、トーナメントで勝ち進めなかった時は、少しナイーブになるものだ。しかし、プリスコバには全くそれが感じられない。彼女の現在の心情をWTA公式サイトが報じている。

 

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プリスコバは、試合に負けた時の失望や損失の受け止め方について、以下のようにコメントしている。

 

「ジュニア時代の時は、比較的立ち直るのが遅かった。初めてタイトルをとってから安定し始めたの。これはとても大事なことなのだけど、普通は私も含めて、優勝したトーナメントより負けたトーナメントの方が多いわよね。私はこれまで16回タイトルを獲得したけど、何回負けたかな?多分100万回は負けている。だから私は落ち込まない。失望することには耐性がついているの。」

 

最近は女子テニス選手のメンタルケア問題が大きな話題を呼んでいるが、プリスコバの傍若無人っぷりはツアーの中でも一際目立つ存在だ。なんと言っても彼女は、今年のローマの決勝で、イガ・シフィオンテクに0-6,0-6のダブルベーグルを決められても、何事もなかったかのように記者会見へ出て来られるようなとても強いハートを持っている。

 

しかし、プリスコバも試合に負けたことに対して、何も感じないわけではない。彼女も一端のプロテニス選手だ。

 

「みんな私のことを負けず嫌いっていうの。でも、これっておかしい。この世に負けるのが好きな人なんて1人もいないのに、なぜ私のことだけを指して負けず嫌いって言うのよ?」

 

彼女にとって、2021年シーズンは意図しない終わり方だったはずだ。しかし、彼女は今キャリア最盛期の真っ只中にいる。おそらく来シーズンも、WTAファイナルに出場するチャンスは充分にあるだろう。来年の全豪オープンでのプリスコバの活躍が今から楽しみだ。

 

 
 
 
 
 
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