【WTA/テニス】コロナ感染を受け練習態度を改めたポーラ・バドサ。「周りの評価が間違っていると証明したい」

 

ポーラ・バドサの勢いが止まらない。今年の全豪オープン開催時には、世界ランキング70位にも満たなかった彼女だが、今や世界ランキングトップ10入りし、WTAファイナルに出場しただけでなく、格上相手にまさかの2連勝を飾っている。

 

彼女が急激に強くなった理由はどこにあるのだろうか?海外テニスサイトBASELINEにて彼女のコメントが掲載されていたので、紹介させていただきたい。

 

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バドサにとって、今シーズンの始まり方は最悪だった。全豪オープンに向かう最中、新型コロナウイルスに感染してしまい、メルボルンに着いてすぐに約3週間の隔離生活を送ることになってしまったのだ。結果的にトーナメントへ出場することは出来たが、当時ランキング130位のリュドミラ・サムソノワを相手に1回戦で敗退。すぐさまオーストラリアから帰国する事になった。しかし、彼女はそれからコート上での態度を改めて、真面目に練習するようになったのだという。

 

「私はずっと周りから、良いプレーはするけどメンタルが弱いと言われ続けてきたの。でも、もうそんなことは聞きたくなかった。だから、結果的にコロナに感染したことは、私にとって救いだった。私は、周りの評価が間違っていると証明したい。」

 

それからバドサは快進撃を見せる。チャールストンOPとマドリードOPで2大会連続の準決勝進出。セルビアレディースではとうとうツアー初タイトルをもぎ取った。

 

「私は極端な進化を遂げたの。メンタルはずっと弱点だったけど、今ではそのメンタルが他のツアー選手と比べてかなり優れている武器だと思っている。そうなるよう、かなり努力しているしね。私はすべてのポイントを取るつもりで戦っているの。」

 

女子選手にとって、メンタル面での成長は大きな飛躍につながることが多い。バドサはローランギャロスの準々決勝で敗退した後、インディアンウェルズでキャリア最大のタイトルを獲得した。彼女は優勝後のインタービューでこう語っている。

 

「今年はジェットコースターみたいな年なの。失望もしたし、喜びもあった。でも、若い時に経験する失望は、苦しみに感じない。もちろん、苦しい時はある。でも私にとっては大丈夫なの。」

 

その美貌も相まって、世界中に多くのファンがいるバドサ。今年派手なデビューを飾ったラドゥカヌやフェルナンデスとはまた違ったタイプだが、練習熱心で強いハートを持つ彼女には、今後も熱い試合を見せてもらいたい。

 

 
 
 
 
 
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