今年のウィンブルドンは、開幕を前にしてロシアとベラルーシの選手の出場禁止を決定し、これを受けたATPとWTAは、同大会からランキングポイントを剥奪した。
このため、トップ選手の数人がトーナメントをスキップすることになってしまったわけだが、その影響もあり観客動員数は例年に比べて少ないようだ。essentiallysportsが報じている。
【関連記事】ウィンブルドンが伝統である白ウェアに特例を措置【145年間続くルールが破られる】
この投稿をInstagramで見る
海外メディアによると、開幕してから最初の3日間の総入場者数は約11万4573人で、3年前より11%も減少したそうだ。地元の英雄であるアンディ・マレーと、昨年ブレイクアップしたエマ・ラドゥカヌの試合では好調な数字を残す結果となったが(38,520人)、3年前と比べると物足りない数字でもある。
特筆すべきは、初日の入場者数が約3万6600人となり、2007年以降で最低となったことだ。テニスにおいて最も権威のある大会であるウィンブルドンが、盛り上がりに欠けているのは少し残念だ。
コロナによる影響もあったとはいえ、歴史的に見ても多くのシードダウンが起きたウィンブルドン。スター性が欠如してしまったことが来場者数の減少へ影響しているとも考えられるが、運営はこの結果をどのように受け止めているのだろうか?今後の対策に期待したい。
(画像=https://www.instagram.com/wimbledon/)