闘病生活を送るシュナイダー氏を支援するためにメドベデフやチョリッチらがオークションにラケットを出品

 

元世界ランキング12位のボルナ・チョリッチをコーチングしていた事で有名な”キキ”の愛称で知られるクリスティアン・シュナイダー氏。しかし彼は大腸がんを患っており、一度はコートに復帰したものの、今年に再びがんが再発してしまい現在は化学療法を受けている最中だ。厳しい闘病生活を送るシュナイダー氏だが、そんな彼を支援しようと今、多くのテニス関係者達が集い大規模なプロジェクトが発足している。海外スポーツサイトessentiallysports.comが報じている。

 

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そのプロジェクトとは、選手達が使ったラケットをオークションに出し、そこで出た利益をシュナイダー氏へ寄付するという取り組みだ。これはメドベデフのコーチを務めるジル・セルバラが最初に始めた支援活動で、彼はSNSを通じてテニス界全体へ協力を要請した。彼の投稿の中には、メドベデフはもちろん、ルブレフ、ベレッティーニ、チリッチ、ハレプと言った世界ランカー達の姿も見受けられ、このプロジェクトがとても大きなムーブメントを起こしている事が窺える。

 

 
 
 
 
 
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また、シュナイダー氏と師弟関係であったチョリッチもこの活動を全面的に支援しており、上記の投稿ではオークションに参加している選手達をタグ付けして、世界中のファン達へこの支援活動への参加を促している。

 

このプロジェクトはオークションのみでなく、今年の初めにセルバラが起こした「Kiki, Coz I Care」というクラウドファンディングにて、誰でもシュナイダー氏を支援する事が出来るようになっている。テニス界が一丸となって彼を支援しているのはとても心が温まるとともに、テニスというスポーツが好きで良かったという気持ちにさせてくれる。ぜひともシュナイダー氏には全快してもらい、再びコート上で指揮をとってもらいたい。

 

(画像=Kristijan Schneider