ヤニック・シナーとエマ・ラドゥカヌは、それぞれ将来が渇望される若手選手だ。それだけに、彼らが今シーズン期待以上の結果を残せなかったことへ、不満を持つメディアは多いのかもしれない。sportskeedaが報じている。
【関連記事】シナーの休日の過ごし方とは?「パブやクラブには行ったことないんだ」
フランスの新聞誌『L’Equipe』が発表した『今シーズン最も期待外れだった選手』リストを巡って、今多くのテニス関係者がざわついている。このランキング自体がネガティブなトピックであるのに加えて、トップにはテニス界を担う金の卵、シナーとラドゥカヌの名前がピックアップされていたからだ。
このことについて、世界ランキング1位のイガ・シフィオンテクを指導するスポーツ心理学者のダリア・アブラモビッチは、以下のように批判している。
Ideas like this one are disappointing. Why would they even publish that kind of “rankings”? https://t.co/j4G3T3k5hR
— Daria Abramowicz (@abramowiczd) December 22, 2022
「今回のような発想にはがっかりさせられる。こんな『ランキング』を発表する意味はあるの?」
確かに、1年を通して怪我に泣かされたラドゥカヌと、世界ランキングを年初の10位から15位まで下げたシナーは、期待外れなシーズンを過ごしたのかもしれない。しかし、2人がベストを尽くした上で出した結果を、ランク付けする意味は果たしてあるのだろうか?
ちなみに、シナーは来季へ向けて挽回したいと、以下のようにATPポッドキャストで語っている。
「僕はトリノを目指している。またATPファイナルズに戻ってプレーしたい。今年は重要なトーナメントを欠場してしまったけど、健康体を維持することが重要なんだ」
(画像=https://www.instagram.com/janniksin/)