【ATP/テニス】キリオスのサーブは歴代選手の中でトップ5に入れる?【ロディックが独自の視点で反論】

 

ニック・キリオスのサーブは、多くのライバルが認めているように、現在ATPツアーの中で最も効果的なショットの一つだ。中には歴代のベストサーブと考える解説者もいるほどだが、現役の時は自身もビッグサーバーとして活躍したアンディ・ロディックによると、キリオスのサーブは歴代サーバーのトップ5には入らないようだ。sportskeedaが報じている。

【関連記事】キリオスが自身のジュニア時代を振り返る「少し太ってたから最悪の結果を出していた」

元選手で現在は解説者として活躍するマーク・ペッチーは、テニスチャンネルのポッドキャストで、キリオスのサーブを以下のように語った。

「ニックに対して私たちは何年も前から言ってきたよね。あのサーブは、歴代のサーブの中でもトップ5に入るものさ」

「グランドスラムで優勝していないのに、どうしてそんなことが言えるのか不思議に思う人もいると思う。 だけど、要するに記録のことを抜きにすれば、史上最高のサーブの1つということなんだ」

このペッチーの意見に反論したのがロディックだ。彼は以下のようにツイートしている。

「イズナー、カルロビッチ、ベッカー、サンプラス、アーサーズ、イワニセビッチ、他にも忘れているかもしれない……。この発言を信じるには誰を外せばいいんだ?」

加えてロディックは、元選手であるキム・クライシュテルスの「あなた自身をカウントするのを忘れないで」と言う意見には次のように答えた。

「確かにそうかもしれないね:)あと、自分のサーブが彼らより優れているとは思っていないよ」

伝統的なビッグサーブとフォアハンドで、グランドスラム王者まで上り詰めたロディックが、このように謙遜するのは驚きだが、彼の言う通り長いテニスの歴史の中で優秀なサーバーは何人も存在する。キリオスがトップ5に入れるかどうかは、今後の活躍にかかっていると言えるだろう。

先日のシティ・オープンでは、3年ぶりにタイトルを獲得し波に乗っているキリオス。本格的にハードコートシーズンが始まったこともあり、彼のサーブを基本としたプレーは、間違いなく対戦相手を悩ませることになるだろう。USオープンでの活躍が早くも楽しみだ。

(画像=https://www.instagram.com/k1ngkyrg1os/)