ニック・キリオスのサーブは、多くのライバルが認めているように、現在ATPツアーの中で最も効果的なショットの一つだ。中には歴代のベストサーブと考える解説者もいるほどだが、現役の時は自身もビッグサーバーとして活躍したアンディ・ロディックによると、キリオスのサーブは歴代サーバーのトップ5には入らないようだ。sportskeedaが報じている。
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Title number 7 🙌
— Tennis TV (@TennisTV) August 7, 2022
Massive stuff from @NickKyrgios this week!#CitiOpen pic.twitter.com/mFl8F8tT8X
元選手で現在は解説者として活躍するマーク・ペッチーは、テニスチャンネルのポッドキャストで、キリオスのサーブを以下のように語った。
「ニックに対して私たちは何年も前から言ってきたよね。あのサーブは、歴代のサーブの中でもトップ5に入るものさ」
「グランドスラムで優勝していないのに、どうしてそんなことが言えるのか不思議に思う人もいると思う。 だけど、要するに記録のことを抜きにすれば、史上最高のサーブの1つということなんだ」
このペッチーの意見に反論したのがロディックだ。彼は以下のようにツイートしている。
Isner, Karlovic, Becker, Sampras, Arthurs, Ivanisevic, and I’m sure I’m forgetting others …. Who to you leave off to make this statement true?
— andyroddick (@andyroddick) August 5, 2022
「イズナー、カルロビッチ、ベッカー、サンプラス、アーサーズ、イワニセビッチ、他にも忘れているかもしれない……。この発言を信じるには誰を外せばいいんだ?」
加えてロディックは、元選手であるキム・クライシュテルスの「あなた自身をカウントするのを忘れないで」と言う意見には次のように答えた。
I could throw it for sure 🙂 I also don’t think mine was better than anyone named above
— andyroddick (@andyroddick) August 5, 2022
「確かにそうかもしれないね:)あと、自分のサーブが彼らより優れているとは思っていないよ」
伝統的なビッグサーブとフォアハンドで、グランドスラム王者まで上り詰めたロディックが、このように謙遜するのは驚きだが、彼の言う通り長いテニスの歴史の中で優秀なサーバーは何人も存在する。キリオスがトップ5に入れるかどうかは、今後の活躍にかかっていると言えるだろう。
先日のシティ・オープンでは、3年ぶりにタイトルを獲得し波に乗っているキリオス。本格的にハードコートシーズンが始まったこともあり、彼のサーブを基本としたプレーは、間違いなく対戦相手を悩ませることになるだろう。USオープンでの活躍が早くも楽しみだ。
(画像=https://www.instagram.com/k1ngkyrg1os/)