2021年シーズンを世界ランキング1位で終えたノバク・ジョコビッチ。とうとう彼は、7度目の年間世界王者となった。これによりジョコビッチは晴れて、長らく破られてこなかったピート・サンプラスの記録を追い抜いたわけだが、このことをサンプラス本人はどう思っているのだろうか?スペインのテニスサイトMARCAが報じている。
【関連記事】キャスパー・ルードがジュニア時代を振り返る。「16歳でスペインに渡ったのは正しい決断だった」
この投稿をInstagramで見る
サンプラスは以下のようにコメントしている。
「ジョコビッチは史上最高のテニスプレーヤーだ。きっとこの記録を達成した実感というのは、この後、時間が経てば経つほど分かってくるだろう。彼は、ロジャーやラファを圧倒しつつ、次世代の勢いあるプレーヤーが同時に活躍していた時期に、何回も世界王者になってみせたんだよ。」
ジョコビッチがGOATであるかどうかは置いておいて、サンプラスのこの言葉は正しいと言えるだろう。ジョコビッチの全盛期は、奇しくも稀代の天才3人と重なってしまい、長い期間BIG4としてしのぎを削って来た。彼のキャリアは決して楽だったとは言えない。
ジョコビッチ本人が「4,5歳の時にウィンブルドンでサンプラスを見て、テニスが好きになり、ラケットを求めるようになった」と語っている通り、彼とサンプラスは、お互いがお互いをリスペクトしているのだろう。もし、彼らの全盛期に対決が実現したとしたら、どちらが勝つだろうか?サンプラスの「ピストル・ショット」を、ジョコビッチが鉄壁のディフェンスで迎え撃つ姿を想像しただけで胸が高鳴る。
no1 flight mode ON 😁
— Novak Djokovic (@DjokerNole) November 6, 2021
📸: @corinnedubreuil pic.twitter.com/I9PbYGWAHQ