10年以上前、ノバク・ジョコビッチは食生活を大きく変えた。彼がグルテンアレルギーを抱えていたことは有名な話だが、先日はBBCに向かって、ワクチン接種に対する徹底した考えを明らかにしたこともあり、再びジョコビッチがグルテンフリーな食生活へシフトした時のストーリーが話題となっている。BASELINEが報じた。
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ジョコビッチのグルテンアレルギーを検査して発見したのは、主治医であり、同じセルビア人のイゴール・セトジェビッチだ。セトジェビッチは、ある簡単な検査を通じて、彼の体がグルテンに対して過剰に反応していることに気付き、食生活の改善を提案した。
当時、ジョコビッチは、グルテンアレルギーによるセリアック病の症状で、過呼吸に陥り試合中に倒れることすらあったが、この発見をきっかけにライフスタイルを一変させ、グルテンフリーの生活を送ることとなった。
しかし、ジョコビッチにとって、それは簡単なことではなかった。パンやチーズ、パスタが食べられなくなるというのは、誰にとっても悲しいニュースだが、ジョコビッチの両親はピザ屋を経営していたほどだ。馴染みのある食べ物が、体に害のある物と知った時のショックはとても強かっただろう。
セトジェビッチは、ジョコビッチに2週間グルテンフリーの食生活を続けるように求めたが、結果はすぐに現れた。体が軽くなり、エネルギーが湧き、ジョコビッチの不安定なフィジカルは、すぐに過去のものとなった。
食事、水、サプリメント、体に入れる全てのものに対して、徹底した情報収集を行うとコメントしていたジョコビッチ。彼のこういった思考には、グルテンアレルギーを克服した過去の成功体験が元になっているのかもしれない。
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(画像=djokernole)