SNSで最も批判されたテニス選手が大阪なおみだった事が判明【メンタルヘルスの重要性】

 

SNSの発展により、選手への誹謗中傷も増えている昨今だが、私たちが思っているよりも、ディスコメントの数は多いようだ。sportskeedaが報じている。

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海外サイトPickswiseが行った調査によると、大坂なおみは昨年、最も多くのヘイトツイートを受けた選手となっている。その数は32,415件にも上り、彼女には大きな精神負担がかかっている事が予想される。

■2021年:選手たちがヘイトツイートを受けた数
1. 大坂なおみ – 32,415件
2. セレナ・ウィリアムズ – 18,118件
3. アンディ・マレー – 11,732件
4. エマ・ラドゥカヌ – 10,094件
5. ノバク・ジョコビッチ – 8,439件
6. ロジャー・フェデラー – 4,261件
7. ステファノス・チチパス – 4,084件
8. ラファエル・ナダル – 3,588件
9. アレクサンダー・ズベレフ – 3,454件
10. シモナ・ハレプ – 3,181件

大阪は昨年の全仏オープンで、自身の精神的な健康を守るために、大会中の記者会見をすべてボイコットすると発言し、大きな話題となった。当時、多くのファンは、彼女がプロ選手としての義務を果たしていないと非難したが、このデータを見ると、会見を拒否したくなる気持ちも理解できる。

加えて彼女は、東京オリンピックで、アメリカ代表ではなく、生まれ故郷の日本代表として出場した事に対して、海外ユーザーから批判されていた事もある。ちなみに大坂は、自分に言及したネガティブなツイートを発信するユーザーをブロックすることで有名だ。

しかし、直近で最も多くのヘイトを集めたのは、ビザ騒動を引き起こしたノバク・ジョコビッチだろう。上記のデータには反映されていないが、彼は今年の1月4日から10日の間に7,354件もの批判ツイートを受け取ったと言われており、これはラファエル・ナダルが昨年に受けた批判ツイートの約2倍の数だ。

選手への批判は許されたものではない。SNSという匿名性にあふれた場所では尚更だ。ツアーに参加している選手たちには、ヘイトではなく日頃のプレーに感謝するようなサポートが必要だ。

(画像=naomiosaka)