2022年シーズンにおいて、カルロス・アルカラスの活躍はめざましいが、他を寄せ付けない圧倒的なフィジカルに驚きを隠せないテニスファンも多いだろう。そこで今回は、アルカラスのフィジカルトレーナーであるアルベルト・レドーが明かした成長のプロセスと、彼の食事について紹介させていただきたい。puntodebreakが報じている。
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レドーによれば、アルカラスはイメージと違い、食が細いようだ。
「一番苦労したのは、体重を増やして体調を整えることだった。アルカラスが力をつけるためには、たくさん食べる必要があるんだけど、今の4500キロカロリー程度の食事に慣れるのには、時間がかかったんだ。彼はほとんど食べなかったよ。アスリートではなく、普通の少年って感じだった。それが一番苦労したところかな」
「カルロスの食事は、自然由来の食品をベースにしている。加工食品などは食べない。サプリメントも、本物の食品をベースにしている。彼のようなハイパフォーマンスのアスリートは、エネルギーを得るためにグリコーゲンを必要とし、多くの炭水化物と一部の脂肪が必要だ。もちろん、仕事によっては回復剤や筋肉量の生成剤となるタンパク質もね」
続けてレドーは、アルカラスのワークアウトに対する姿勢についても語った。
「アルカラスは私に『なぜ、この仕事をしなければならないのか』と言ったことは一度もないんだ。彼は何事にもNOと言わない。それはプロセスにとって非常に重要なことだ。彼はとても優秀な選手だよ。彼はテニスがうまいだけでなく、運動能力も非常に高い」
アルカラスはこの1年で4キロほど体重を増やしたそうだが、レドーによれば「彼はすでに理想の体型に到達している」らしく、今後の成長がとても楽しみだ。ATPの未来とも言えるアルカラスには、自慢のフィジカルで豪快なプレーを見せてもらいたい。
(画像=carlitosalcarazz)