ラファエル・ナダルが2005年にローラン・ギャロスの3回戦で、リシャール・ガスケを破った直後、元ウィンブルドン・チャンピオンのパット・キャッシュは、タイムズ・オンラインにナダルについての感動的なコラムを書いた。今回は、当時話題となったそのコラムの内容について振り返っていきたい。sportskeedaが報じている。
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On this day in 2005, @RafaelNadal won his first major singles title at the French Open. 🥰🏆
— Rafael Nadal Fans (@RafaelNadalFC) June 5, 2021
He defeated unseeded Argentine Mariano Puerta, 6-7(6), 6-3, 6-1, 7-5, to become just the second player since Mats Wilander in 1982 to win Roland Garros on debut. 🔥👑 pic.twitter.com/DPz7eUwsk0
2005年のローラン・ギャロスは、ナダルにとって初の全仏オープンであり、準決勝では第1シードのロジャー・フェデラーを破るなど、4人のシード選手を倒した後に、自身初のグランドスラムタイトルを獲得した。そしてキャッシュは記事の中で、当時世界1位だったフェデラーと、ナダルを比較した。
「彼はフェデラーを含めた他のどのプレーヤーよりも、試合前に相手に恐怖心を与えると思う。ナダルはコート上で圧倒的な存在感を示し、フェデラーがかつてのビヨン・ボルグのように控えめであるのに対し、ナダルは相手に敗北感を伝えることを信条としている。対戦相手はラファエル・ナダルを恐れているが、彼自身は何も恐れていないみたいだ」
続けてパット・キャッシュは、敏捷性、ラケットスピード、そしてサーブなど、ナダルにとって重要と思われる属性を数多く挙げた。
「彼のスイングスピードはとても速い。筋肉がついたことでサーブが真の武器となった。彼の足の速さは、より速いサーフェスでのプレーを可能にするはずだ」
「しかし、彼を際立たせているのは、その決定力だ。ガスケに勝った(3回戦の)試合で証明されたように、彼は相手を崩壊させる。体格は発達しておらず、子供のように見えたが、ナダルがプレッシャーを受けているときは成熟していた」
記事の最後にキャッシュは、ナダルのセレブレーションについても言及している。
「12ポイントのタイブレークでは、彼がネットに出て、不可能と思われるボレーを決め、跳ね上がってお祝いの拳を振りかざしていた。あれは相手に失礼だと思う気持ちもあったが、僕はテニスで最高の賞を獲得できる才能に出会ったのだと思った」
(画像=rafaelnadal)