ヤニック・シナーは今シーズンを通して素晴らしい活躍を見せた。獲得したタイトルはメルボルン1、ワシントンOP、ソフィアOP、アントワープOPの4つで、マイアミでは自身初のマスターズ決勝進出を果たし、さらには負傷したマッテオ・ベレッティーニの代わりとは言え、念願だったATPファイナルズ出場も叶えた。
また20歳という若さにも関わらず、驚異的なスピードでキャリアを構築しているシナー。そして、彼のコーチであるリカルド・ピアッティも、シナーの成長速度には太鼓判を押しているようだ。スペインのスポーツサイトpuntodebreak.comが報じている。
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Congratulations @janniksin on winning the @EuroTennisOpen 🏆✨
— Piatti Tennis Center (@PiattiTennis) October 25, 2021
* 5th @atptour title
* First 🇮🇹 to win 4 titles in a season
* Best ranking, 11 today!
Keep going 💪🏼 Forzaaaaa#TeamWork #TrustTheProcess pic.twitter.com/wOmhEgM1co
ピアッティは、記事の中で以下のようにコメントしている。
「今年、シナーが成し遂げたことを誇りに思っている。シーズンが始まった当初の目標は、ランキングトップ10に入り、ATPファイナルズに出場することだった。結果的に自力で出場することは叶わなかったが、ようやく自国のトリノでプレーするという目標を達成することができた。フルカチュにも勝てたし、彼をコーチングできてとても幸せだ。」
先シーズンからコツコツと結果を残していたとは言え、シナーがランキング37位から一気にステップアップし、次の年に最終戦に出場すると予想していた人は少ないだろう。またピアッティは、最終戦出場が決まった時のシナーについても回顧している。
「ベレッティーニが怪我をした時、シナーは緊張していた。自分がプレーできる可能性が生まれたからね。そしてベレッティーニがリタイアを決めた時、彼からシナーへメッセージが送られてきたそうだ。この経験を楽しんでくれとね。シナーは彼の言う通りだと張り切っていたよ。」
「13歳頃から一緒に練習をしているシナーと、ATPファイナルズに出場できるなんて信じられない」と感慨深く語ったピアッティ。この調子で成長していけば、すぐにグランドスラムでの優勝も射程圏内に入ってくるだろう。シナーの来シーズンでの活躍が楽しみだ。
Matteo, mi dispiace per questa situazione e per quello che stai passando, di sicuro non è un momento facile e non vorrei che un amico come te stesse vivendo tutto ciò. pic.twitter.com/uJsq7ZpKjf
— Jannik Sinner (@janniksin) November 17, 2021